突然ですが、あなたはこんな疑問がありませんか?

「ウールの着物って冬しか着られないのかな?」

「普段使いできる着物を探しているけど、ウールの着物は大丈夫かな?」

「半幅帯を持っているけど、ウールの着物と合わせられるのかな?」

 

女将さん女将さん

こんにちは。『着物買取女将』のかずよです。

ウールの着物は秋から冬、春と3シーズン着られる普段使い用の着物で、洗濯もできるので広く親しまれています。

ユウコユウコ

私もウールの着物を買おうと思っているのですが、帯合わせや着こなしに自信が無くて…

女将さん女将さん

大丈夫よ!今回はウールの着物の特徴から帯、長襦袢なども含めたコーディネート例、洗濯や保管の方法などもまとめてお伝えします。

この記事を読めば、あなたもウールの着物を着こなすことができるようになるわ!

ウールの着物の特徴4つ

ウールの着物の特徴

ウールの着物の特徴を4つにまとめてお伝えします!

  1. シワになりにくい
  2. 洗濯ができるからお手入れがラク
  3. 安いからお求めやすい
  4. 着心地が良い

それぞれポイントを説明します♪

①シワになりにくい

ウールの着物は、その名の通り羊の毛で作られた着物です。

ウール素材はシワになりづらいので、着物の着こなしが苦手な着物初心者の方でも気にせず着やすい着物と言えますね。

②洗濯ができるからお手入れがラク

ウールの着物は自宅の洗濯機で洗濯ができるので、例え汚してしまったとしても簡単にお手入れができます。

一方、正絹の着物を汚してしまうと、専門のクリーニング業者に頼まなければいけないので、費用がかなりかかってしまいます。

生地も傷みやすいので、ウールの着物はこれまた着物初心者に優しいと言えますね!

③安いからお求めやすい

ウールの着物のお値段は2〜3万円と比較的リーズナブルです。

正絹の着物は安くても10万円はするので、着物初心者にはなかなか手が出しづらいですね。

 

またポリエステルの着物は安いものだと5,000円ほどで、高くても20,000円ほどで購入できます。

着物の費用を抑えたい方には、ポリエステルの着物もおすすめですね。

ポリエステルの着物について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さいね。

>>『ポリエステルの着物は安っぽい?正絹との違いや見分け方、魅力を紹介!』

④着心地が良い

ウールの着物は着心地の良さでも優れています。

天然素材であるウールは湿度を適度に調節してくれるので、蒸れることなく気持ちよく着ることができます。

同じく天然素材である正絹の着物も着心地が良いですね。

 

一方、ポリエステルの着物はゴワゴワした着心地です。

通気性も悪いので夏は暑く、熱伝導率が低いので冬は寒いです。

 

女将さん女将さん

まとめると、ウールの着物はシワになりづらくて着心地がよく、洗濯ができて安いということですね。

【着られる季節】ウールの着物は夏以外の3シーズンで着用可能!

【着られる季節】ウールの着物は夏以外の3シーズンで着用可能!

ウールの着物は保温効果の高い着物です。

そのため、夏に着ると暑くなるので、夏が過ぎた秋から冬、そして春と3シーズンで着ることが一般的です。

 

基本的に冬用の着物は防寒対策をするために裏地をつけて仕立てます。

その分費用もかかって、着物の値段は高くなってしまうものです。

 

しかしウールの着物は素材自体に高い保温効果があるので、冬用でも裏地をつけずに単衣で仕立てることができます。

結果として、高くなりがちな冬用着物でもお求めやすい価格で購入できるのです。

そのため、若い人を始めとした幅広い層の着物愛好家に親しまれています♪

 

【着用シーン】ウールの着物はお出かけなどの普段着として着ましょう

【着用シーン】ウールの着物はお出かけなどの普段着として着ましょう

ウールの着物は、一般的な着物の中でも「最もカジュアルな着物」とされています。

ですので、友人とのランチや近所のお買い物などの普段着として着るのが好ましいですね。

逆に、結婚式や入学式、卒業式などのフォーマルシーンでは避けるべき着物です。

 

また食事や飲み会に着物でいくと、ついつい食べ物をこぼしたり袖を汚したりしないか気になりませんか?

それに着物での立ち振る舞いに慣れていない方は、気付かぬうちに裾を踏んでしまったりもします。

しかしウールの着物なら汚れても簡単に洗濯できるので、汚れを気にしなくて良いというのもメリットですね♪

 

【模様の種類】ウールの着物の柄はたくさんある!

【模様の種類】ウールの着物の柄はたくさんある!

ウールの着物の模様や柄は、一言では言い表せないほどたくさんあります。

基本的に昔に作られた着物は、均一な模様や格子模様、絣などのシンプルな柄が多いです。

最近作られた着物は、ドット柄やプリント柄などの遊び心のあるものからモノトーンや無地といったモダンなものもあります。

 

女将さん女将さん

ウールの着物はカジュアルに着られるので、その分多種多様の柄や模様があるのですね。

男性用のウールの着物も人気!

男性用のウールの着物も人気!

お手頃な価格で着心地も良く、洗濯もできるウールの着物は男性にも人気です。

黒や紺、グレーの生地で男らしい着物が人気のようですね!

 

男性用のウール着物はこちらから探せます。

>>男性用のウール着物を探す

 

【簡単!】ウールの着物の洗濯方法や洗い方

【簡単!】ウールの着物の洗濯方法や洗い方

ウールの着物を洗濯する場合は、中性洗剤かおしゃれ着用洗剤を使用します。

手洗いでも大丈夫ですし、洗濯機で洗う場合はネットに入れます。

 

注意点としては、脱水時間です。

脱水を長くかけてしまうと生地が傷んだり縮んでしまう可能性があります。

ですので、脱水時間は50秒ほどにしておきましょう。

 

脱水後はハンガーにかけて、日の当たらない風通しのいい場所で干しましょう。

日陰のベランダがベストですね!

干し終わった後にシワが残るようであれば、アイロンで伸ばせば大丈夫です。

 

女将さん女将さん

タグに洗濯表記の無い場合は、洗濯すると色落ちや縮みが起こる可能性もあります。

心配な方は目立たない部分で試し洗いをしてみましょう。

【保管方法】ウールの着物は虫食いに注意!

【保管方法】ウールの着物は虫食いに注意!

ウールの着物は虫の大好物です。

何も対策せずに保管しておくと、気付いた時には虫食い穴が…と残念なことになりかねません。

そこでウールの着物を保管する時には、防虫剤が必須です!

 

また虫の好物となる汚れや皮脂を落としてから保管することも重要です。

しっかりと洗濯し、ハンガーにかけて湿気を飛ばしてから収納しましょう。

 

ウールの着物の見分け方2種類

ウールの着物の見分け方2種類

着心地が良くて洗濯もできる使い勝手の良いウールの着物。

しかし買う時に見分けられなければ困ってしまいますよね。

もちろんタグが付いていれば一目瞭然ですが、今回は目と手触りで確認する方法を2つお伝えします。

①毛羽立っているか確認

まずは目で見て確認する方法です。

ウールの着物はセーターのように細い糸が何本も毛羽立っています。

ポリエステルの着物は毛羽立たないので分かりやすいですね。

 

女将さん女将さん

光に透かして横から見るようにすると分かりやすいですよ。

②手の甲で触ってチクチクするか確認

ウールの糸は短い糸を合わせて作られています。

ですので手の甲で生地を触ってみると、チクチクとした感覚がします。

一方、ポリエステルの着物はスベスベした感触です。

 

【帯合わせ】ウールの着物は半幅帯や名古屋帯を締めましょう

【帯合わせ】ウールの着物は半幅帯や名古屋帯を締めましょう

ウールの着物は先ほどお伝えしたように、カジュアルシーンで着ることが基本です。

ですので、合わせる帯としては、半幅帯やカジュアルな名古屋帯がふさわしいですね。

 

女将さん女将さん

逆にフォーマルシーンで締める金や銀の袋帯や豪華な刺繍が入っている帯は避けるようにしましょう。

ウールの着物の長襦袢は好きなものでオッケー!

着物の下に着る肌着的存在の長襦袢。

ウールの着物に合わせるにはどんなものが良いか悩むと思います。

結論から言うと、『どんな長襦袢でも大丈夫』です!

 

理由としては、ウールの着物はカジュアルな着物なので、着こなしの細かいルールは無いからです。

長襦袢には単衣のものと袷のものがあります。

袷の方が裏地が付いているので、寒い時期に着ると温かいです。

一方、単衣は表地だけなので涼しく着ることができます。

 

しかし冬の時期に単衣の長襦袢でも、長襦袢の下にヒートテックなどの肌着を着ることで防寒対策ができます。

ヒートテックなどの肌着は襟元から見えないように、襟が深いものを選ぶのがポイントですね。

また長襦袢の色に関しても、カジュアルシーンに着用するので好きな色で大丈夫です!

 

女将さん女将さん

まとめると、単衣、袷、色を気にせずに好みの長襦袢を使いましょう♪

【コーディネート】ウールの着物の着こなし例

それでは着物の色や模様、帯や長襦袢の合わせ方に注目して、ウールの着物のコーディネートを見てみましょう。

①縞柄の着物に遊び心のある帯のおしゃれコーデ

こちらのコーディネートは、大人っぽ落ち着いた縞柄のウール着物に遊び心のある帯を合わせておしゃれな着こなしをしていますね。

着物の色合いは抑えることで、帯の模様が際立っていて素敵です♪

②シックな色の着物に名古屋帯の大人コーデ

こちらのコーディネートは、カジュアルになりがちなウール着物をシックに着こなしています。

無地の着物に幾何学模様の名古屋帯を合わせると、大人っぽい落ち着いたコーディネートができますね!

③派手な格子柄の着物に半幅帯を合わせたカジュアルコーデ

こちらのコーディネートは、目を惹く柄の着物にシンプルな半幅帯を合わせた着こなしです。

このコーデで街へのお出かけやお買い物などに行ったら、楽しい気分になれそうですね♪

 

ウール着物の購入方法

ウール着物の購入方法

魅力溢れるウール着物ですが、購入方法は大きく3つあります。

既製品の購入

既に着物として作られている新品の着物を購入する方法ですね。

誰も着ていない着物を買ってすぐに着られるのがメリットです。

既製品のウール着物を探したい人はこちらからどうぞ。

>>ウールの着物を探す

反物からのお仕立て

ウールの反物を探して、新しく仕立ててもらう方法もあります。

自分の体型に合わせて仕立ててもらえるので、ジャストサイズで着こなすことができます。

その反面、着るまでの時間がかかり料金も高くなるのがデメリットです。

 

ウールの反物を探したい方はこちらからどうぞ。

>>ウールの反物を探す

リサイクル品の購入

中古品として売られているウールの着物を購入する方法です。

最近では中古の着物も多く出回るようになっているので、状態のいい着物もたくさんあります。

既製品を買うよりも安いので、お手軽価格でウールの着物を着てみたい方はリサイクル品の購入がおすすめです。

 

リサイクル品を探したい人はこちらからどうぞ。

>>ウールの着物のリサイクル品を探す

ウールの着物を着こなして、楽しい着物ライフを送りましょう♪

ウール着物のウールの着物の特徴とは?洗濯方法や合わせる帯、季節などを徹底解説購入方法

女将さん女将さん

ウールの着物はランチや買い物などのお出かけで着られるカジュアルな着物です。着こなしの細かい決まりも無いので、気楽に着られますね!

ユウコユウコ

ウールの着物のコーディネートが分かりませんでしたが、悩みが解決しました!

女将さん女将さん

それは良かったわ!ウールの着物は着心地も良くて洗濯もできるから、着物に不慣れな方でも使いやすい着物なのよ。

お値段も安いから、気軽に着物を着てみたいという方におすすめね♪

また新しい着物を買おうと考えている方は、今持っている着ていない着物を買取ってもらうことも検討してみてはいかがでしょうか?

着ていない着物はドンドン価値が下がってしまうので、高く売りたい場合はできるだけ早く査定してもらうのをおすすめします。

私も実際に6社の着物買取業者に査定してもらって、一番高い金額をつけてくれた業者に売りました。

無料で査定してもらえるので、まずは一度査定してもらってはいかがでしょうか?

>>『【6社査定済】相場よりも高価で売れた着物買取業者口コミランキング』

 
 

当サイト『着物買取女将』では、みなさんが大切な着物を損せずに売る方法をお伝えしています。

何も知らずに着物を売ってしまうと、無知なのを良いことに悪い業者に安く買い叩かれてしまう可能性があります。

ですので、着物の買取をする前に少しだけ勉強することをおすすめします。

着物を損しないで売る方法を全4回の講座形式で解説しているので、気になるところから読み進めていってみて下さいね。

 

【全4回】損をしないための着物買取講座

【第1回】まずは着物の種類と格の見分け方を知ろう!

⇒まずは自分が持っている着物の種類を正しく把握するところから始めましょう。

良い着物を持っていても価値を理解できていないと、悪い業者に騙されてしまうかもしれません。

 

【第2回】古い着物の処分方法9つを徹底比較!

⇒個人的には着物は買取に出して処分するのが一番だと考えていますが、他にも処分方法はあります。

大切な着物を納得して買取に出すためにも、他の処分方法を知った上で自分に一番あった選択肢を選ぶことが重要ですね。

 

【第3回】着物買取業者の正しい選び方とおすすめの業者口コミランキング

⇒私が実際に6社の着物買取業者に査定してもらった経験を踏まえて、おすすめの業者をランキング形式でお伝えしています。

実際の査定額や査定の様子も公開しているので、ぜひ参考にして下さいね。

 

【最終回】着物買取のトラブルや詐欺の種類と10の対処法を解説!

⇒着物買取のトラブルや詐欺は事前に知っておくことで防げるケースが多いです。

損をしたり失敗したりして後悔する前に、対処法を理解しておきましょう。

女将さん女将さん

これだけ理解しておけば、着物買取で損をすることはほとんどありません。

大切な着物を供養するためにも、必要な知識を身につけておきましょうね。