「着物の買取をしてもらいたいけど、詐欺やトラブルに巻き込まれないか心配…」
「もしも着物査定で詐欺やトラブルにあった時の対処法を知りたい…」
「大切な着物を安く買い叩いたり雑に扱ったりしない業者を知りたい…」
こんにちは。『着物買取女将』のかずよです。
着ていない着物や不要な着物の買取を考えていても、初対面の人に着物を査定してもらうのには不安がありますよね。
私も母親から譲り受けた着ていない着物があるのですが、査定時の詐欺やトラブルが怖くて…
大切な着物だからこそ、信頼できる業者で買い取ってもらいたいものですよね。
着物を査定してもらう時は、代表的なトラブルや詐欺の事例とそれに合わせた対処法を知っておくと心に余裕が生まれます。
そこで今回は着物買取でよくあるトラブルや詐欺の事例と対処法、信頼できる着物買取業者の選び方をお伝えします!
この記事の目次
着物買取で起こりうる代表的なトラブルや詐欺の事例
まずはじめに着物買取でよくあるトラブルや詐欺にどのようなものがあるか、その全体像を確認しておきましょう。
- 業者によって買取金額に大きな差があった
- 売る予定のない着物も強引に押し買いされた
- 電話勧誘されて強引に査定に来られた
- 着物以外の商品も査定された
- 査定員の態度が横柄だった
- 着物の取り扱いが雑だった
- リサイクルショップでは値段がつかなかった
- LINE査定と出張査定で値段が大きく異なった
- 出張査定の予約をたらい回しにされたあげく、予約日時も変更された
- 宅配査定をキャンセルしたら高額な返送料を請求された
- 宅配査定をキャンセル後、連絡がつきづらくなった
- 宅配査定で返却された着物がシワシワになっていた
また実際にニュースでも買取業者の強引な押し買いを規制する報道を行っています。
お時間がある方はぜひご覧下さい。
それでは、それぞれのトラブルや詐欺のポイントを詳しくお伝えしていきますね。
①着物買取業者によって査定金額に大きな差があった
着物について何も知らない消費者とプロである査定員との情報格差を突いて、相場よりも安い金額で買い叩く着物買取業者があります。
普通だったら値段がつく着物でも、現在では需要が無いなどの理由をつけて無料で引き取ろうとする場合もあります。
私も実際に6社の着物買取業者に査定してもらいましたが、査定額に2倍以上の差がありました。
査定の様子や体験談はこちらの記事で詳しくお伝えしているので、着物を安く売って損をしたくない方はぜひご覧下さい。
>>『【6社査定済】相場よりも高価で売れた着物買取業者口コミランキング』
②売る予定のない着物も強引に押し買いされた
着物を査定してもらう場合には、売っても良い着物と思い入れがあって売りたくない着物があると思います。
しかし悪徳業者は売りたくない着物も強引に査定して、そのままの勢いで買い取ろうとする場合があります。
「見るだけなら無料なので」などといったセールストークに流されて売らないように注意が必要ですね。
③知らない着物買取業者から電話勧誘されて強引に査定に来られた
いきなり「この地域のお宅を回って、不要な着物を買い取っています」などといった電話がかかってくる場合があります。
そして同じように「見るだけなら無料なので」といって強引にアポイントを取って、査定にやってきます。
また電話では優しい女性が対応していたのですが、訪問してきたのは強面の男性だったというケースもあります。
取引実績の豊富な信頼できる大手の着物買取業者の場合は、待っていてもお客さんから査定依頼の電話が来ます。
ですのでわざわざ業者側から電話をかける必要はありません。
大抵電話してくるのは、査定実績の少ない無名の業者です。
信頼できる着物買取業者に査定してもらうためには、自分で業者を選んで電話することが重要です。
業者から電話がかかってきてもお断りすることをおすすめします。
④着物以外の商品も査定された
着物の買取と言って訪問してきたのに、着物をさっと見るなり「貴金属やジュエリーはありませんか?」と着物以外の査定を始めようとする業者も注意が必要です。
実は業者からすると着物よりも貴金属やジュエリーの方が利益を出しやすいのです。
そのため、着物の査定をきっかけにして高価な貴金属やジュエリーを買い取ろうとする業者もいます。
もちろん不要な貴金属やジュエリーがあれば良いのですが、売るつもりの無い場合はしっかりとお断りすることも必要ですね。
⑤査定員の態度が横柄だった
査定員の喋り方や態度などのマナーが悪い着物買取業者もあります。
変に馴れ馴れしかったりズカズカと部屋に上がってきたりと、気分を害するケースもあります。
査定金額に納得がいかずに買取を断ろうとしても、「相場はこれくらいなので他の業者でも値段はつかないですよ!」と強引に買い取ろうとする人もいるので注意が必要です。
⑥着物の取り扱いが雑だった
思い入れのある大切な着物なのに、ポイポイ投げ捨てるように扱ったりクシャクシャに畳んだりする着物買取業者もあります。
一方で、着物を丁寧に扱う着物への愛を感じる査定員さんがいるのも事実です。
着物の取り扱いが雑な業者は人気もでないため、それに連動して査定金額も安いケースが多いです。
⑦リサイクルショップでは着物買取の知識が少なく、値段がつかなかった
普段使い慣れている、身近にあるからといった理由で、着物をリサイクルショップで買い取ってもらう人もいます。
しかし基本的にリサイクルショップの店員さんは着物の知識が乏しいので、適切な値段を付けることは難しいものです。
結果として相場よりも安い金額になってしまい、損をしてしまうケースが多いです。
着物は奥が深い世界なので、正しい値段や価値を判断するためには相当な知識が必要です。
やはり着物査定のプロに見てもらわなければ、高い査定額をつけてもらうことは難しいですね。
⑧LINE査定と出張査定で値段が大きく異なった
着物買取業者の中には、事前にLINEで着物の写真を送ることで大まかな査定金額を教えてくれるところがあります。
しかし実際に査定に来てもらうと、LINEで提示された金額よりも大幅に安い結果になるケースがあります。
これはLINE査定では高めの査定金額を提示して出張査定のきっかけを作り、実際の出張査定では安い金額を出してせっかく査定に来たからと強引に買い取る手口です。
LINE査定は適正な金額を教えてくれるのであれば、おおよその査定額が分かる便利なツールではあります。
しかしLINE査定をエサに出張買取のアポイントメントを取ってくる業者もあるので注意しましょう。
⑨出張査定の予約をたらい回しにされたあげく、予約日時も変更された
出張査定までの流れとしては、まずは業者に電話をして訪問日を決め、そして当日に家にきてもらい査定をお願いします。
しかし対応が悪い業者の場合、なかなか訪問日が決まらずに査定を先送りにされる場合があります。
また他の系列業者を紹介されるなど、たらい回しにされるケースもあります。
その上、予約日時になってから「急用ができてしまったためキャンセルさせて下さい」などと連絡が来るといったことさえあります。
こういった悪質業者は査定の態度も良くないものなので、大手の信頼できる着物買取業者に依頼することをおすすめします。
⑩宅配査定をキャンセルしたら高額な返送料を請求された
宅配査定は、査定してもらいたい着物を段ボールや業者専用の入れ物に入れて郵送して査定してもらう方法です。
査定結果はメールや電話で連絡されるのですが、金額に納得がいかない場合は着物を返送してもらう必要があります。
返送料が無料の業者もあれば、一般的な送料がかかる業者もあります。
しかし悪徳業者の場合は法外な返送料を請求することで、「返送すると損するから…」といった消極的な理由でやむなく買取をお願いするというケースがあります。
ですので、宅配買取を依頼する場合は、あらかじめ返送料がいくらかかるかチェックしておくことが重要ですね。
基本的に査定に送る場合の送料は無料で、キャンセル時の返送料が1,000円ほどかかる業者が一般的です。
⑪宅配査定をキャンセル後、連絡がつきづらくなった
段ボールを郵送してもらう連絡や着物が到着した連絡、査定金額を伝える連絡などはスムーズにいっていましたが、買取を断った瞬間に連絡が途絶えたというケースも聞いたことがあります。
電話が繋がらなくなったり、すぐに来ていたメールの返信が来なくなったりなど、あからさまに連絡をしない場合があります。
宅配買取の場合だと大切な着物を業者に預けることになるので、もしも連絡がつかなければ着物が返ってこない可能性があります。
さすがに持ち逃げされたケースは聞いたことが無いですが、連絡が取れなくなるだけで不安にはなりますよね。
安心して査定してもらいたい方は、目の前で査定してくれる出張査定や店舗持ち込み査定がおすすめですね。
⑫宅配査定で返却された着物がシワシワになっていた
宅配査定をキャンセルすると、査定された着物が段ボールに収納されて返送されます。
しかし悪質な業者だと着物の畳み方が雑で、大切な着物がシワシワになっている場合があります。
着物を包んでいるたとう紙も開かれている状態で収納されていたりと、段ボールを開けた瞬間にガッカリさせられます。
着物買取の詐欺やトラブルを避ける方法
ここまで着物買取で起こりうる代表的なトラブルや詐欺の事例をご紹介してきましたが、適切な対処法を知っておけば心配は要りません。
注意するべき対処法を以下にまとめておきました。
- 信頼できる大手着物買取業者に依頼する
- 複数業者で相見積もりを取る
- 女性査定員を指名できる業者に依頼する
- 会社名や電話番号、住所を確認し、名刺をもらう
- 見知らぬ着物買取業者の訪問は断る
- 思い入れのある着物はいきなり査定に出さない
- 無料でキャンセルできる業者に査定してもらう
- 査定内容に納得できない場合は無理に売らない
- クーリングオフ制度を理解しておく
- 悪質業者に遭遇したら消費者センターに相談する
それでは、それぞれの対処法のポイントを詳しくお伝えしていきますね。
①信頼できる大手着物買取業者に依頼する
やはり名前の知らない中小の着物買取業者よりは、有名でCMを行っている大手の着物買取業者の方が信頼性が高いです。
大手になればなるほどコンプライアンスを遵守しなければいけないので、不法で強引な買取を行わなくなります。
実際に私も大手の着物買取業者に査定してもらいましたが、査定員さんの対応も丁寧で大きなトラブルや詐欺はありませんでした。
その中でも一番高額買取をしてくれたのは、『バイセル』という着物買取業者です。
着物の査定も手袋をつけて丁寧に行ってくれましたし、親切に説明しながら査定を進めてくれました。
査定金額も他社の2倍以上高くて、納得して売ることができました。
もしも1社の着物買取業者に査定してもらうのなら、私はバイセルをおすすめします。
②複数業者で相見積もりを取る
思い入れのある着物だからこそ、できるだけ損をせずに買い取ってほしいものですよね。
その場合は、複数の着物買取業者で査定してもらい、一番高い業者で買い取ってもらうことをおすすめします。
「業者からしたら快く思わないのではないか?」と心配になるかもしれませんが、素直に複数業者で査定してもらっていることを告げると、他の着物買取業者よりも高い査定金額をつけようとしてくれる場合もあります。
ですので、損をしないためにも複数の着物買取業者で査定してもらうことをおすすめします。
③女性査定員を指名できる業者に依頼する
あなたが女性の場合、見知らぬ男性査定員が家に上がって来るのは怖いものがありますよね。
しかし査定員さんが女性なら、少しは不安が軽減されるはずです。
私がおすすめするバイセルでは、お客さんが女性の場合は女性の査定員さんを指名することができます。
少しでも安心して査定してもらうためにも、女性の査定員さんに来てもらうことをおすすめします。
④会社名や電話番号、住所を確認し、名刺をもらう
詐欺などを行う悪徳業者は会社名や住所、電話番号などがネットに載っていないことが多いです。
しかし信頼できる着物買取業者の場合は、これらの情報が明らかになっています。
また着物の買取に必要な『古物商許可証』も取得しています。
加えて、着物買取査定をする際には、名刺の受け渡しを必ず行わなければいけません。
しかし悪徳業者は会社の情報が漏れるのを防ぐために名刺を渡さないケースが多いです。
ですので、査定に来てもらった場合は、必ず名刺を受け取るようにしましょう。
⑤見知らぬ着物買取業者の訪問は断る
詐欺やトラブルが多い着物買取業者は、事前のアポイントメントなしでいきなり自宅に訪問してくる場合があります。
一度自宅に入れてしまうと、あの手この手で買取をするまで引き下がろうとしません。
ですので、見知らぬ着物買取業者が訪問してきても絶対お家の中に入れてはいけません。
もしも自宅に入れてしまいなかなか帰ってくれない時は、警察に通報して対処しましょう。
⑥思い入れのある着物はいきなり査定に出さない
着るつもりも無くタンスの肥やしになっている着物は査定に出しても大丈夫ですが、売るかどうか迷っている思い入れのある着物は簡単に査定に出さない方が良いです。
一度査定に出してしまうと査定員さんのセールストークで売っても良いかという気持ちになってしまい、売った後に後悔してしまうケースが多いからです。
ですので、まずは売っても良い着物から査定に出したあと、自分の心の整理がついた状態で大切な着物を買い取ってもらうか決めましょう。
⑦無料でキャンセルできる業者に査定してもらう
着物買取業者の中には、無料で出張査定に来てくれる業者と査定の交通費を請求する業者とがあります。
無料で査定してくれる業者なら、まずは着物の査定金額を見てから売るかどうか決めることができますよね。
バイセルなら無料で出張査定に来てくれますし、例え査定金額に納得がいかなくても無料でキャンセルすることができます。
あなたが持っている着物の価値を知るだけなら無料なので、信頼できる業者でまずは一度査定してもらうことも良いと思います。
⑧査定内容に納得できない場合は無理に売らない
出張査定に来てもらったり宅配買取に出したりすると、査定員さんが来てくれた手間や段ボールに着物を詰めた労力を考えてしまい、査定金額に納得していない状態でも「まあいっか…」と売ってしまうことがあります。
しかし十分に納得していない状態での買取はトラブルや後悔のもとです。
査定だけしてもらうなら基本的に無料ですし、売らなければ失うものはありません。
複数の業者で査定してもらった上で、納得して買い取ってもらうと後悔をせずに済みますよ。
⑨クーリングオフ制度を理解しておく
悪質な着物買取業者から消費者を守るための制度として、クーリングオフ制度があります。
クーリングオフ制度とは、着物の買取契約書を受領した日から8日間以内であれば、買い取ってもらった着物を法的に返してもらうことができる制度です。
「着物を買い取ってもらった時は納得していたけれども、数日経ってみると後悔の念が込み上げてきた…」なんてこともあるかもしれません。
クーリングオフ制度は悪徳業者に限らず健全に営業している着物買取業者にも適用されます。
ですので、着物を売った後に8日以内であれば契約を取り消すことができるということを覚えておきましょう。
⑩悪質業者に遭遇したら消費者センターに相談する
これだけ注意しても悪質な着物買取業者に遭遇してしまうかもしれません。
その場合はお近くの消費者センターに連絡しましょう。
通報した悪徳業者には営業停止命令や懲役・罰金などの厳しい処罰が科されるケースが多いです。
お近くの消費者センターは以下から探せるので、万が一の際にはチェックしておきましょう。
トラブルや詐欺の少ない着物買取業者の選び方3つ
着物買取業者を選ぶ上で、トラブルや詐欺を避けるための選び方は、以下の3ポイントを意識しましょう。
- 大手やCMを行っている業者を選ぶ
- 無料サービスが充実している業者を選ぶ
- 実際に利用した人の口コミや体験談を参考にする
それぞれのポイントを詳しくお伝えしていきますね。
①大手やCMを行っている業者を選ぶ
着物買取業界は昔、詐欺やトラブルなどが続発していた時代があって、現在では取り締まりが厳しくなりました。
また現在はSNSも発達していることもあり、1件の買取トラブルが会社の経営に大打撃を及ぼす時代です。
そこで大手であれば大手であるほどコンプライアンスを遵守し、よりクリーンな買取方法を行うように変わっています。
加えて、芸能人を起用してCMを行っている業者の方が信頼できます。
というのも、芸能人はイメージや人気が重要な仕事です。
もしも不祥事を起こす業者のCMに出ていることになれば、その芸能人の印象も大幅に悪くなってしまいます。
そのため、有名な芸能人であればあるほど出演するCMをより吟味するようになります。
私がおすすめするバイセルは坂上忍さんを起用したCMを行っています。
芸能界の大御所である坂上忍さんがCMを務めている面から考えても、大手着物買取業者であるバイセルは信頼できる業者だと言えますね。
②無料サービスが充実している業者を選ぶ
着物をできるだけ高く売りたいと考えているのに、査定に費用がかかってしまっては本末転倒ですよね。
出張査定に来てもらう料金や査定をキャンセルした場合の料金、宅配査定の送料などが全て無料の着物買取業者は、しっかりと利益をさせている証拠なので詐欺やトラブルが少ない傾向にあります。
バイセルは出張査定もキャンセル料も全て無料です。
電話してから最短30分で査定に来てくれるスピード感も魅力ですね。
③実際に利用した人の口コミや体験談を参考にする
やはり実際に買取査定してもらった人の口コミや体験談から、詐欺やトラブルが無いか確認するのも重要です。
私も実際に6社の大手着物買取業者に買取査定してもらいました。
業者によって査定金額に2倍以上の差がありましたし、査定員さんの対応や着物の取り扱い方にも違いがあります。
また他の方の体験談も当サイト『着物買取女将』では掲載しています。
まずは6社の着物買取業者に査定してもらった体験談をお読み頂いて業者を吟味し、その後気になった業者の口コミや体験談をご覧頂くことをおすすめします。
>>『【6社査定済】相場よりも高価で売れた着物買取業者口コミランキング』
信頼できる着物買取業者に査定してもらって、詐欺やトラブルを回避しましょう!
着物買取には詐欺やトラブルが多くて不安になるものですが、対処法や信頼できる業者の選び方を知っておくことで未然に防ぐこともできます。
私も初めての着物買取で怖かったのですが、大手の信頼できる業者に依頼してみようと思いました。
そうね。損をせずにより高く買い取ってもらうためには複数の着物買取業者で査定してもらうことをおすすめするわ。
信頼できる業者がいくつか見つかったなら、まずは無料で査定してもらうところから始めましょう。
またとりあえず1社だけに査定してもらう場合は、バイセルをおすすめします。
バイセルで買取査定をしてもらった体験談や他の利用者の口コミはこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『坂上忍がCMに出てるバイセルの着物買取は安い?評判や口コミを解説』