「帯の買取価格相場って、いくらくらいなんだろう?」
「着物の帯ってどこで買い取ってもらうのが一番良いのかな…」
「帯を高く売るためには、どんなことに注意すれば良いんだろう…」
こんにちは。『着物買取女将』のかずよです。
使っていない帯を買取に出す場合、安く買い叩かれないか不安になりませんか?
私も古い着物の帯を持っていて売りたいのですが、どこに売ったらいいのか分からなくて…
着物の知識を持っていない状態で買取に出すと、損をしてしまう可能性が高いですよ。
実際に私も6社の着物買取専門店に査定してもらったのですが、査定額にはなんと2倍以上の差がありました。
今回は私の経験を踏まえながら、帯を高く買い取ってもらうコツや買取価格相場などを分かりやすくお伝えしていきますね。
この記事の目次
着物買取での帯の価格相場や価値、値打ち
帯の種類 | 買取価格相場 |
袋帯 | 〜200,000円 |
名古屋帯 | 〜120,000円 |
半幅帯 | 〜20,000円 |
丸帯 | 〜50,000円 |
角帯 | 〜40,000円 |
帯の状態や時期にもよりますが、10万円以上の高価買取をしてもらえる可能性もあります。
特に有名作家さんが手がけたブランドものの帯の場合は、高いお値打ちがつくケースが多いです。
上記の買取価格相場はあくまで一例ですが、参考にして下さいね。
帯の買取は着物買取専門店がおすすめ
お手持ちの帯を売却しようとお考えなら、やはり着物買取専門店に査定を依頼なさるのがよいでしょう。
着物も帯も種類がさまざまなため、着物の知識が豊富な専門家でなければ、なかなか本当の価値が分からない場合が多いのです。
一般のリサイクルショップに着物を専門にするスタッフがいる場合は少なく、どんな着物も帯も重さだけで買取価格が決められてしまうことがあります。
その点、着物買取専門店であれば柄や流行・季節にも配慮してもらうことができ、高値での買取が期待できます。
帯を高価買取してくれる着物買取業者の選び方
帯の買取は着物買取専門店がおすすめですが、では数多くの業者の中からどうやって選んだら良いのでしょうか?
最適な着物買取専門店を選ぶポイントは大きく3つあります。
- 大手の業者を選ぶ
- 無料サービスが充実している業者を選ぶ
- 利用者の口コミや体験談を参考にする
それぞれのポイントを解説していきますね。
大手の業者を選ぶ
着物買取業界では、売り手の無知を良いことに安く買い叩いたり、いきなりお家に訪問して無理矢理買い取ろうとしたりなど、悪質な詐欺やトラブルが存在します。
しかし大手の着物買取業者はコンプライアンスを遵守して買取を行っているので、適切な査定を行ってくれる安心感があります。
現在はSNSが発達して、1件の悪評が全国に広まってしまう時代です。
大手であればあるほど査定員の教育や研修に力を入れて気持ちよく買い取りできるような体制にしているので、信頼して思い入れのある帯を見てもらうことができますね。
無料サービスが充実している業者を選ぶ
着物買取業者の中には、自宅への出張査定料金や宅配査定料金、査定額に納得がいかない場合のキャンセル料など、査定にかかる費用が全て無料のところがあります。
無料で査定してもらえるなら、まずは一度帯の価値だけ見てもらってから売るかどうか決めることもできますよね。
納得して帯を売るためにも、無料で査定してもらえるかどうかは重要です。
ですので、無料サービスが充実している着物買取業者をおすすめします。
利用者の口コミや体験談を参考にする
やはり実際に帯の査定や買取をしてもらった人の口コミや体験談は参考になります。
私も大手6社の着物買取専門店に査定してもらいましたが、買取価格になんと2倍以上の差がありました。
それに査定員さんの着物の取り扱い方や説明内容の質も異なるので、注意が必要だと感じました。
私が査定してもらった体験談はこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『【6社査定済】相場よりも高価で売れた着物買取業者口コミランキング』
ちなみに私が査定してもらった業者の中で一番高価買取してくれたのは、『バイセル』という業者です。
バイセルは無料で査定を行ってくれますし、査定額に納得できずにキャンセルする場合も完全無料です。
全国どこでも出張査定しにきてくれますし、電話をしてから最短30分で訪問してもらえるスピード感も魅力です。
女性のお客さんの場合は女性の査定員さんを無料で指名できるので、安心してお家に招けますね。
査定員さんも全員プロで誠実な対応をして下さる方だったので、非常に信頼できました。
無料で査定してもらえるので、帯の買取業者を検討している方は、まずはバイセルで無料査定してもらうことをおすすめします。
バイセルで買取査定をしてもらった体験談や他の利用者の口コミはこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『坂上忍がCMに出てるバイセルの着物買取は安い?評判や口コミを解説』
【地域別】全国のおすすめ着物買取業者ランキング
地域別におすすめの着物買取業者をランキング形式でまとめています。
お住まいの地域の着物買取業者をチェックしてみて下さいね。
北海道 東北 | 北海道(札幌) | 青森 |
関東 | 東京 | 神奈川(横浜、川崎) |
中部 | 新潟 | 長野(松本) | 岐阜 |
近畿 | 大阪 | 京都 |
中国 | 鳥取 | 島根 | 広島(福山) |
四国 | 香川(高松) | 徳島 |
九州 沖縄 | 福岡(北九州、久留米) |
着物買取専門店で帯を高く査定してもらうコツ
お手持ちの帯の査定を着物買取専門店に依頼するとき、できるだけ高く査定してもらうためにはどうすればいいのでしょうか。
なにかコツがあるのでしょうか。
ここでは、査定を依頼するときにぜひ押さえておきたいポイントについてお話ししましょう。
帯をクリーニングしていない状態で買取に出す
からだの中心あたりに締める帯は汚れやすいものです。
また帯を結ぶ際の擦れも傷みの原因になり、劣化が気になります。
「査定を依頼するのなら、きれいにしてからの方が高値がつくのでは」とお考えになる方も多いでしょう。
けれども、帯のクリーニングには高度な技術が必要です。
普通のクリーニング店の技術では帯の扱いは難しく、さらに状態を悪くしてしまうことも考えられます。
多少の汚れは気になさらず、今のままの状態で査定を依頼されることをおすすめします。
シワがつかないように保管する
帯は着物のようにデリケートではないと思われがちですが、意外と保管が難しいものです。
帯には折りジワがつきやすいのです。
保管するときには、一番大切なお太鼓の部分がシワにならないように気をつけてたたんでおきましょう。
結びジワもていねいに伸ばしてしまっておくと良いですね。
メーカーや作家の証明書があると買取価格アップ
帯を購入されたときについていた証明書類は、大切に保管しておきましょう。
作家名が分かる証紙やメーカーが確認できる書類などは、査定の際に一緒に提出します。
着物買取専門店の査定員は目が確かですから、証紙がなくても着物や帯の価値を見極めることが可能です。
しかし販売するときに証紙がなければ、相応の売値をつけることが難しいのです。
そのため着物や帯の由来を証明できる書類は、買取価格を決める大切なポイントになります。
買取対象になっている帯かチェック
「買取後にさばけない可能性がたかい帯は買取不可」としている買取専門店もあります。
お手持ちの帯が買取対象の帯かどうか、まずは確認されるのがよいでしょう。
しかし同じ帯でも別の販路を確保している買取専門店であれば買い取ってもらえる場合があるため、複数の買取店を比較されることをおすすめします。
格が近い着物とセットで買い取ってもらう
着物と帯をセットで買われたという方も多いでしょう。
販売店のプロが見立てたのですから、着物と帯の格がきちんとあっていますね。
そのように格があった着物と帯は、セットで買取に出されるのがよいでしょう。
販売するときにもそのままセットで売値をつけられますから、買取業者にとってもありがたい品ものなのです。
もちろん、査定額もたかくなることが期待できます。
着物とセットでお買い上げになった帯でない場合には、お手持ちの着物のなかで格の近いものを一緒に出されるのもよいでしょう。
ご参考までに、着物と帯の取り合わせをいくつか挙げてみましょう。
金銀の糸を使った豪華な袋帯ならば訪問着と一緒に、染めの袋帯ならば紬の着物と組み合わせて…といった具合です。
季節に関しても同様に、夏帯には夏の着物を合わせて買取に出されることをおすすめします。
売ると決めた場合は、なるべく早く査定してもらう
帯の保管は手間がかかる上、難しいものです。
気づかないうちにカビや虫食いができてしまってはとても残念ですし、買取価格にも影響してしまいます。
保管していても出番の少なそうな帯ならば、早めに売却なさる方がいいかもしれません。
複数の着物買取専門店で査定してもらう
着物買取専門店は初めから一店に絞らず、複数の専門店に査定を依頼しましょう。
それぞれの買取業者によって、取り扱いが得意な帯・買取に力を入れている帯があります。
大切な帯ですから、いちばんたかく評価してくれる専門店に売却なさるのがよいでしょう。
私も実際に6社の着物買取業者に査定してもらいましたが、査定額に2倍以上の差がありました。
大切な帯の買取で損をしないためにも、複数の業者で査定してもらうことをおすすめします。
私が査定してもらった体験談はこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『【6社査定済】相場よりも高価で売れた着物買取業者口コミランキング』
帯の状態が悪くても査定だけなら無料
査定を依頼するとき、帯や着物の状態の悪さを気にされる方も多いでしょう。
けれども今後出番がなさそうな帯を手間をかけて保管しておかれるよりは、まずは査定を依頼なさってみてください。
無料の出張買取を基本にしている着物買取専門店の場合を考えてみましょう。
せっかく買取に出向いてきたのに買取不可にして手ぶらで帰ってしまっては、買取専門店にとっても得なことはありませんよね。
状態の悪い帯をたかく買い取ってもらうのは難しいかもしれませんが、よほどひどい状態でないかぎり買い取りはしてもらえるとお考えになればよいでしょう。
私がおすすめするバイセルも無料で出張査定に来てくれます。
査定額に納得できない場合のキャンセル料も無料なので、まずは一度帯の査定額を確かめてみてはいかがでしょうか?
バイセルで買取査定をしてもらった体験談や他の利用者の口コミはこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『坂上忍がCMに出てるバイセルの着物買取は安い?評判や口コミを解説』
着物買取でメインの買取対象になる帯の種類
着物買取で買取対象となる帯には、どんな種類のものがあるのでしょう。
買取対象になる帯は大きく6種類あります。
- 袋帯
- 名古屋帯
- 半幅帯
- 丸帯
- 角帯
- 兵児帯
帯の買取で損をしないためには、自分の帯がなんという種類の帯なのか買取対象になる帯かどうかを知っておくことが大切です。
ここではそれぞれの帯の特徴を見ていきましょう。
袋帯
袋帯は片面だけに柄が入った帯です。
もう片面は無地になっています。
格式がたかく礼装に使われる帯で、留袖・訪問着、振袖などに合わせて使われます。
名古屋帯
名古屋帯は袋帯にくらべて短く仕立てられた帯です。
袋帯に次ぐ格の帯とされています。
長さが短い分軽くて締めやすいので、訪問着ばかりでなく小紋・紬などのおしゃれ着にも合わせて使われます。
名古屋帯には「九寸名古屋帯」「京袋帯」「八寸名古屋帯」があり、それぞれ幅がちがいます。
参考:『京袋帯とは?袋帯との違いや結び方、合わせる着物など詳しく解説!』
半幅帯
半幅帯は袋帯や名古屋帯の半分程度の幅に仕立てられています。
普通の帯の幅は30㎝程度ですから、半幅帯は15㎝ほどの帯幅です。
帯揚げや帯締めと合わせる必要がなく、手軽な帯とされます。
小紋・紬、ウールの着物や浴衣のように、主にカジュアルな着物に合わせて使われます。
丸帯
丸帯は主に花嫁衣装などに使われる両面に柄が入った帯です。
もっとも格がたかく、礼装用とされています。
しかし結びにくく重いため、現在では袋帯が使用されることが多くなっています。
丸帯についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひご覧下さい。
>>『丸帯とは?特徴や値段、結び方から袋帯との違いまで詳しく解説!』
角帯
角帯は男性用の硬めに織られた帯で、礼装にもカジュアルにも使われます。
幅は約8~10cm、長さは4m程度が一般的です。
絹・麻・合繊など、さまざまな素材があります。
兵児帯
兵児帯(へこおび)は主に子ども用として知られていますが、男性がカジュアルに着物や浴衣をお召しになるときにも使われます。
またやわらかい素材が多く締めていても楽なので、最近では男女ともに浴衣用の帯として気軽に使う方も多いようです。
幅広で、長さもとくに決まりはありません。
買取価格相場の高い帯のブランドや作家、産地の特徴
ここまではそれぞれの帯の特徴を見てきました。
ご自分の帯がなんという種類の帯なのか、お分かりになりましたか?
では次に、どんな帯にたかい買取価格がつきやすいのかについて考えてみましょう。
有名産地の帯
まずは有名産地の帯です。
帯の三大産地は「西陣(京都府)」「博多(福岡県)」「桐生(群馬県)」とされています。
このなかでも、現在主流とされていて高値がつきやすいのは「西陣織」と「博多織」の帯でしょう。
また最近人気があるのが、沖縄や奄美の伝統的な織物「芭蕉布」です。
芭蕉布で仕立てた名古屋帯は夏の帯になりますが、それでも150,000円~200,000円前後というたかい買取価格がついた例があります。
同じく沖縄の「首里花織」や山形の「米沢織」などの伝統工芸品も、高値がつきやすい帯とされます。
そのほかにも茨城や栃木で織られる重要無形文化財の「結城紬」、美しい輝きをもつ京都の「佐波理綴」のように歴史のある産地の帯が人気です。
人気老舗メーカーの帯
どちらでお買い求めになったのかも、帯の買取価格を決める大きな要素です。
有名なメーカーや老舗メーカーの帯は、やはり高値がつきやすいようです。
老舗メーカーとしては、170年以上の歴史がある西陣の川島織物、同じく京都の河合美術織物や山口美術織物などが挙げられます。
そのほか「やまと」「鈴乃屋」も有名なメーカーと言えるでしょう。
これら各社の帯は、一般的に20,000円~60,000円ぐらいの買取価格がついています。
有名作家や人間国宝が手がけた帯
有名作家や人間国宝が手がけた帯も、たいへん高値で買取されます。
人間国宝・北村武資の帯に150,000円~240,000円の査定額が提示された例もあります。
また名古屋帯では城間栄順の人気がたかく、80,000円~200,000円の査定額がついています。
そのほかに人気の作家としては、久保田一竹、木村雨山、羽田登喜男、栗山吉三郎、浦野理一、高久空木、熊谷好博子などが挙げられます。
着付けがしやすい帯
最近では観光客、とくに外国人に着物を着付けるサービスやレンタル着物店などがふえています。
そのため、着物を着慣れていない人にも着付けがしやすいワンタッチ帯の人気がたかまっています。
本格的な帯でなくても、また有名な産地やメーカーの帯でなくても、状態さえよければ買取は可能でしょう。
「やまと」のワンタッチ帯に3,500円~4,000円の買取価格がついた例もあります。
帯の買取で損をしたくない方は、まずは着物買取専門店で無料査定してもらいましょう!
帯を高価買取してもらうためには、着物の専門知識を持った査定員のいる着物買取専門店がおすすめです。
複数業者で査定してもらって比較することで、損をしないで売ることができそうですね!
そうね!私も6社の着物買取業者で査定してもらったからこそ、買取金額で2倍以上も得をすることができました。
大切な帯を高く売るためには利用者の体験談が参考になるので、私の体験談がお力になれば幸いです。
また、ひとまず1社だけ査定をお願いしたいという場合は、バイセルがおすすめです。
無料で査定してもらえるので、お手持ちの帯の買取価格相場を確かめたい場合はバイセルに依頼してみましょう。
バイセルで買取査定をしてもらった体験談や他の利用者の口コミはこちらの記事でまとめているので、興味のある方はご覧下さい。
>>『坂上忍がCMに出てるバイセルの着物買取は安い?評判や口コミを解説』